虫を逃がしたヒカキンの行動は「不適切」? YouTuberや視聴者から注意喚起が相次ぐ

ヒカキン」(登録者数862万人)が、自宅に紛れ込んだタバコガの幼虫を飼育し、無事成虫になったところで屋外に逃がす動画を投稿しました。
一見ハートフルなこの展開ですが、視聴者からはこの行動を「不適切」だとする声も上がっています。

タバコガの幼虫を飼育

2020年7月10日、ヒカキンのYouTubeチャンネルで「ヒカキン家に新しい家族がやってきました。」が公開されました。

購入したピーマンにタバコガの幼虫が住み着いていたことに「家族になる運命」を感じたと話すヒカキンは、

家族にするしかないやん!って思ったんですよ。
無事ね、蛾になって飛び立つところまでいけたらね、それも動画にできたらと思う。

として、成虫になるまで育てることを宣言。
この幼虫に「むしお」という名前をつけ、「生活が最高の水準になるように」と高級な野菜などを与えながら飼育をはじめました。

成虫になった「むしお」を外へ

1カ月にわたる飼育生活の末、むしおは無事に羽化したとのこと。
8月9日に投稿した動画「さよなら、むしお」で成虫になったむしおの姿を見せると、「ありがとうな、むしお。元気でな」と話しかけながらこのタバコガを草むらに逃がしました。

YouTube

およそ1カ月にわたる飼育生活を終え、

自然ともちょっと違う環境の中で蛾になって、実際にね、本当に外の自然に空気を吸わせて逃せたっていうところがね、僕はよかったですね。

と達成感をあらわにしたヒカキンには、視聴者からも「優しい」「本当にいい人やな」といった称賛する声が寄せられました。

虫を逃がすのは不適切?反論の声も

一見ハートフルな展開に見えるこの動画ですが、このヒカキンの行動には疑問の声も上がっています。

虫の動画を投稿している「おーちゃんねる」(登録者数66万人)は10日、「ヒカキンさん、むしおを逃がしちゃダメだよ・・・」の中で、タバコガの成虫を野外に逃がしたヒカキンの行動を「ちょっと不適切な行為だった」と主張。

「遺伝子が人為的に撹乱されてしまう」「むしおくんが放たれた地域ににはない病原体をもっている可能性がある」といった理由を挙げ、「できれば放さないほうがよかった」と結論づけました。

ヒカキンの影響力に危機感

もちろん、むしおが1匹で生態系に悪影響を及ぼす可能性は限りなく低く、その点については「強く非難するつもりはない」とのこと。
ただし、登録者数800万人を超えるインフルエンサーがこのような行動をとったことついて、おーちゃんねるは強い危機感を示しています。

それを見た何万人もの皆さん(視聴者)が、何百匹、何万匹という生き物を逃してしまうと、生態系がめちゃくちゃになってしまう可能性がありますので。

よその生き物を野外に放つのはよくないことだということを分かってほしくて動画にしてるんです。

視聴者に「そと(別の地域)の生き物を野外に放さないでください」と強く呼びかけたおーちゃんねる。
またこの主張に共感した一部の視聴者から、ヒカキンの動画に直接注意喚起が寄せられる事態ともなっています。

皆さんはその地域で獲った虫以外は逃さないようにしましょう。

HIKAKINさん、どうか「おーちゃんねる」を見てください。放虫するのはいろいろな問題がありました。

トップYouTuberとして大きな影響力を持つヒカキンだけに、今回の事態に危機感を持つ視聴者も多いようです。