「NHKから国民を守る党」、NHKで「NHKをぶっ壊す」と叫ぶ

2019年7月10日、「NHKから国民を守る党」の「立花孝志」(登録者数15万人)氏が、NHKで放送された政見放送をYouTube上で公開しました。

立花氏は元NHK職員で、2005年に「週刊文春」でNHKの不正経理を内部告発。
同年に懲戒処分を受け、NHKを依願退職しています。
その後、政治団体「NHKから国民を守る党」を立ち上げ、2015年に千葉県船橋市会議員に当選。
2017年からは東京都葛飾区議会議員を務め、2019年7月の参議院選挙に立候補しています。
「NHKをぶっ壊す」をキャッチフレーズに、YouTuberとしても活動しています。

NHKで「NHKをぶっ壊す」と叫ぶ

動画では、

公約はただひとつ、それはもちろん「NHKをぶっ壊す」でございます

と語り、

スタジオにいるNHKの職員の皆さんもご一緒に――「NHKをぶっ壊す」
・・・やるわけないですね。

とNHKのスタッフにも声を掛けるシーンも。

立花氏は、3年前に写真週刊誌の報道で発覚した、NHKのアナウンサーの不祥事をNHKが隠蔽していることが、NHKを潰さないといけない理由だとして、「不倫路上カー●●」という単語を連呼。
(関連記事:日刊サイゾー「あっさり身元が特定! NHK“路上不倫”男女アナが公式サイトから消滅……」)

自身は14年間NHKの受信料を「踏み倒している」と語り、

さあ、あなたも一緒にNHK受信料を踏み倒しましょう

と呼びかけました。
立花氏は、NHKの集金人を撃退するための“NHK撃退シール”を無料で配布しているとのこと。
さらに、不払いをサポートするための“NHK受信料不払い専用コールセンター”まで用意しているそうです。

受信料を踏み倒す方法をね、このスタジオで大きな声で言える。
そしてこれが、全国のNHK、全国のテレビで流れて、さらにそれがYouTubeで何度も何度も再生される。
楽しいな。
これもうNHK潰れるでしょ。

と満面の笑みで語りました。

YouTube

法律上、そのまま放送しなければならない政見放送

NHKで「NHKを潰す」という映像が放送されるというなんともシュールな政見放送です。
政見放送は、公職選挙法で規定されており、

日本放送協会及び基幹放送事業者は、その録音し若しくは録画した政見又は候補者届出政党が録音し若しくは録画した政見をそのまま放送しなければならない。
(公職選挙法第150条)

とあるため、NHKはこうした内容であっためそのまま放送することを義務付けられています。

約100万回再生され、視聴者は高評価

動画は、12日16:20現在、動画は97万2000回再生されています。
高評価は3万3000、低評価は2200で、高評価率が93.7%と高い評価を受けています。

コメント欄でも

NHK職員の前でこれ言ってると思うと草

NHKも面白い放送流せるじゃん!
最高の政権放送だ!

もう、「NHKをぶっ壊す!」言う度に嬉しそうな笑顔が何とも言えないですw
本当に気持ち良さそう!
是非国会でもやって下さい!!

などと面白がる視聴者が続出しています。

4月の統一地方選で躍進

キワモノに見える「NHKから国民を守る党」ですが、度重なる不祥事や、スマホへの課金の拡大など、NHKへの反感が高まっていることを受けてか、4月の統一地方選では大量の議席を確保。
「驚異的な選挙実績」を上げています。

今回の統一地方選で同党は東京23区や関西を中心に26人が当選。所属議員が13人から39人に急拡大した。(中略)
東京都区議会議員選挙で同党は20人の候補者を擁立し、17人が当選した。すでに当選していた議員を合わせて、東京23区のなかの19区で議席を確保している。新興政党としては驚異的な選挙実績を上げている。
exciteニュース

躍進後に内紛、資質問う声も

しかし、地方選での躍進後、“内紛”が勃発。
金銭トラブルにより、複数の議員が党を去っています。
(関連記事:デイリー新潮「統一地方選で躍進「NHKから国民を守る党」で内ゲバ勃発! 原因はカネか思想か?」)

また、立花氏はじめ所属議員の問題発言などから、資質を問う声も上がっています。

兵庫県川西市議選挙で当選した中曽ちづ子氏(57)は、過去に「辻元清美を射殺しろー!」などとヘイトスピーチを連発。(中略)
渋谷区議選で当選した金子やすゆき氏(48)は、(中略)は14年8月、ツイッター上に「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」と書き込み
日刊ゲンダイ

別の候補者は「投票しないで」と呼びかけ

11日に「立花孝志」チャンネルで公開された平塚正幸氏の政見放送は、

NHKから国民を守る党には絶対に投票しないで下さい(中略)
私、平塚正幸にも絶対に投票しないで下さい

として、NHKの必要性を訴えるもの。
立花氏の主張とは正反対で、候補者の選定に問題があるのではないかと疑わずにはいられません。

NHKから国民を守る党は今回の参議院選挙で41人の候補を擁立。
果たして議席獲得となるでしょうか。

 

最新ニュース

もっと見る

ニュースアクセスランキング2019.08.15~

もっと見る